こちらの記事では、実体験に基づくデータサイエンティスト検定合格に向けた検定概要や学習方法、資格取得のメリットなどご紹介させていただきます!
どーも、さきやんです!ご覧いただきありがとうございます!
こちらの記事にたどり着いているということは「データサイエンティスト検定(DS検定)に興味・関心」がある方だと思っています。
今回はそんな方に向けて、データサイエンティスト検定に関する情報(試験内容や学習方法)についてご紹介させていただいます。
こちらの記事は以下のような人におススメだと思います!
- DS検定の概要を知りたい
- DS検定の受験を考えている
- DS検定の学習方法を知りたい
- DS検定のメリットや価値を知りたい
こちらの記事はさきやんの実体験とデータサイエンティスト協会様のWebサイトの情報に基づく記事ですので、是非何らかのご活用をいただけたら嬉しいです。それではどうぞご覧ください!
データサイエンティスト検定(DS検定)とは、データサイエンティスト協会が運営している試験で、「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」のみが2023年10月時点で提供されています。
『データサイエンティスト検定 リテラシーレベル』(略称:DS検定 ★)とは、アシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル:★)と数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開している数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合し、実務能力と知識を有することを証明する試験です。
出典:https://www.datascientist.or.jp/dskentei/
データサイエンティストに必要なスキルとして、大きく3つ「ビジネス力」「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」が必要だとスキルチェックリスト(ver.4)で定義されており、リテラシーレベルでも幅広いスキル(知識)が必要になっています。
Di-Liteとは、デジタルリテラシー協議会で定義している「デジタルを使う人材」であるために、全てのビジネスパーソンが、共通して身につけるべきデジタルリテラシー範囲のことです。
「Di-Lite」は現在、「ITソフトウェア領域」「数理・データサイエンス領域」「AI・ディープラーニング領域」の3領域として定義され、その学習すべき範囲として、「ITパスポート試験」「G 検定」「データサイエンティスト検定」の3つの試験のシラバス範囲が推奨されています。
出典:https://www.dilite.jp/
Di-Liteの詳細な情報についてはデジタルリテラシー協議会のHPをご覧いただければ幸いです。動画コンテンツも提供されています。
DS検定の詳細な検定情報はデータサイエンティスト協会のHPをご覧いただき、本記事では簡単に概要を整理させていただきます。
項目 | 内容 |
---|---|
試験期間 | 1年間で約3回(以下、予定) 第8回:2024年11月9日(土)~2024年12月1日(日) 第9回:2025年3月8日(土)~2025年3月30日(日) ▼過去 第4回:2023年6月3日(土)~2023年6月25日(日) 第5回:2023年11月11日(土)~2023年12月3日(日) 第6回:2024年3月9日(土)~2024年3月31日(日) 第7回:2024年6月8日(土)~2024年6月30日(日) |
実施概要 | 選択式問題/全国の試験会場で開催(CBT)/問題数100問/試験時間100分 ※第7回からAI利活用スキルに対応した問題を追加したため、問題数90問・試験時間90分から実施内容を改訂 |
受験資格 | 特になし |
出題範囲 | 2023年に更新したスキルチェックリストver.5に基づき、一部試験範囲に変更あり スキルチェックリストの3カテゴリ(データサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力)の★1(見習いレベル)相当と数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合した範囲 ※詳細は「データサイエンティスト検定の試験範囲」を参照 |
受験費用 (税抜) | 一般 10,000円 学生 5,000円 |
受験方法は「全国の試験会場(テストセンター:CBT)」で実施します。
予約方法の大まかな流れは以下の通りです。
詳細な情報は以下の公式サイトをご覧いただくとわかりやすいかと思います。
合格ラインの目安は正当率79~80%のようです。
過去試験実績ベースの合格率は以下表の通りです。
実施回 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格ラインの目安 |
---|---|---|---|---|
第1回(2021年9月実施) | 約1400名 | 927名 | 約66% | 正答率約80% |
第2回(2022年6月実施) | 約2900名 | 1453名 | 約50% | 正答率約80% |
第3回(2022年11月実施) | 約2600名 | 1088名 | 約42% | 正答率約79% |
第4回(2023年6月実施) | 約3050名 | 1347名 | 約44% | 正答率約79% |
第5回(2023年11月実施) | 約3750名 | 1427名 | 約38% | 正答率約79% |
第6回(2024年3月実施) | 約2590名 | 1089名 | 約44% | 正答率約79% |
合格率は4割前後に調整されているのかもしれませんね。
合格しているかどうかを確認するタイミングは大きく2つあります。それぞれ簡単にご紹介します。
- テストセンターでの90分間の戦い(試験)を終えた直後に以下のスコアが表示され、プリントアウトしたものを受領できます
- あくまでも暫定的な結果(参考評価)にはなりますが、このスコアの正答率から自分の合格要否が判断できるかと思います。
さきやんの場合は正答率が総合スコアで90%だったのでさすがに合格しただろう、とは思っていましたw
- 受験タイミングにもよりますが、受験後2~3か月程度で正式な結果が出ます。
- 受験時に登録したメールアドレス宛に通知され、本文に記載のURLから受験者マイページにログインして結果を確認します。
- 合格証明書やオープンバッジ、スコアシートの取得方法はこちらから。
- ご参考までに、さきやんのスコアシートは以下のような感じでした。
以下のような流れでご紹介したいと思いますので、ご興味のある内容をご覧ください!
さきやんのスペックを簡単に紹介させていただきます!
- まずDS検定に関してWebで調査
- 調査後に価値がありそうだったのでそのまま勢いで試験の申込み
- 試験申し込み後に、Amazonで公式リファレンスブックと検定問題集を購入(以下参照)
- 届いた公式リファレンスブックを「チラ見」してやる気がなくなる(理解できるのか不安になり学習せず…)
勢いは重要だと思いますが、テキストを購入したら余裕をもって学習すべきだとは思いますw
- こちらの公式リファレンスブック(以降、公式ブックと呼びます)で要点や学習ポイントを把握します
- 受験後もデータサイエンティストに関する基礎的なことを参考にする場合に活躍しそうです
2024年4月更新:第3版の販売が決定(2024年5月7日)したので、第7回以降を受験の方でリファレンスブックをお持ちでない方は第3版を買っていただいたほうがいいかと思います。
- こちらの検定問題集(以降、黒本と呼びます)で問題をひたすら解きます
- 受験後は正直活用する要素はなさそうです(個人の主観です…)
アフィリエイト的なことをできればいいんですが、さきやんは素人で全く分からず…2023年2月時点では上記リンクはただのリンクですのでお気軽にクリックしていただければと思いますw
- 3週間前(残り約21日)になりさすがに危機感を覚え、公式ブックを読み始める
- 最初はデータサイエンス領域で全く頭に入ってこず、この時点では全く受かるイメージが沸かない
- 休日も利用しなんとか1週間かけて公式ブックを読み切る(問題も含む)
- 公式ブックの付録問題(後述の注意事項参照)を解くと、一応6~7割程度は解けていた気がする(ただし、サイエンス領域は点数が低い)
- 2週間前(残り約14日)ぐらいでようやく黒本を学習し始める
- とりあえずひたすら問題を解いていくが公式ブックと若干問題の出題方法や範囲が違っていたので少し不安になる(範囲の補足として当然公式ブックの問題数は限りがあるため、もともとのスキルチェックリストに含まれている内容という意味で増えているわけではない)
- 不安になりつつも解き続けていくが、やはりさきやんはデータサイエンスの領域は苦手で進捗が悪い
- 黒本の問題を2周実施し、公式ブックの問題もこの時点で解きなおし(問題のみ2周目)ました(この時点でわからないところはただの答えをただ暗記している状態で、問題は正解できるが全く理解できていない)
- もともと会社を休む予定だったので有給休暇を活用し、学習時間を確保
- 間違えた問題をリスト化した弱点問題リストを作成
- 1週間前(残り約7日)はほぼ最低限の問題は解き終えていたので、全体的な範囲の把握と弱い範囲の復習を中心に実施
- 問題を解いた際に定期的に公式ブックの対象ページは確認していましたが、改めて公式ブックを流し見で一通り確認(本質的にわかっていないが、なんとなく全体的に出題範囲がわかってくる。わからない範囲は継続してわからないw)
- 弱点問題リストの問題をひたすら解いていましたが、当然問題の答えは覚えているので、「解説内容」であってあり、「解説内容の公式ブックの内容」を中心に確認していました
- 前日(残り約1日)はほぼやり終えてしまい特にこれ以上何を勉強したらいいのかわからなくなっていましたw
- 弱点問題リストをスマホで確認しつつ、公式テキストと黒本はほぼ開かずw
- 当日の試験会場や試験方法などを再確認する
上記で学習のスケジュールと学習方法などをご紹介させていただきましたが、大きく2つ注意事項などをお伝えさせていただきます!
① 公式ブックの解説と問題のダウンロードは忘れずに!
② まずは公式ブック(第2版利用の場合)と黒本の記載誤りを修正しましょう!
公式ブックに掲載されている問題の解説が少ないのですが、実はサポートページから解説をダウンロードできますので、必ずダウンロードしていただくのがいいと思います。
また、公式ブックの問題数は少ないのですが、90問の問題と解説をダウンロードできますので、こちらのダウンロードも必須だと思います!
上記の問題や解説は以下のサポートページからダウンロードできますので参考にしていただければ幸いです。90問の問題のダウンロードにはパスワードが必要ですので書籍を購入されてダウンロードしていただくのがいいかと思います!
とても残念な感じなのですが、公式ブックと黒本の記載誤りが多いです・・・
こちらは是非学習し始める前に修正(※)しましょう!
▼ 公式リファレンスブックの正誤表
▼ 黒本の正誤表
※ お金を払っている側からすると何でこんな手間をかけないといけないのか色々と思うところしかありませんがww
2024年4月更新:第3版の販売が決定(2024年5月7日)したので、リファレンスブックの第3版はある程度記載誤りが修正されているかと思います!
実際の試験で出題される問題はどうなのか?ということを気にされる方が多いと思います。
完全な主観にはなりますが、問題の雰囲気と実際の試験時の状況についてご紹介させていただきます!
こちらも2つの観点で!
① 完全に同じ問題はほぼ出ない、と思ってもらったほうがいい!
② 計算問題は難しいものは出ない。計算機と用紙を活用!
重要なので何度もお伝えしておきますが、さきやんの完全な主観です!その点ご理解くださいませ。
正直試験を受験するのに必死だったので、うろ覚えですが、同じ問題はほぼ出ない、と思います。
※ 1,2割ぐらい「ほぼ一緒かも」と思うような問題はあったような気がしますが・・・
重要なので何度もお伝えしておきますが、さきやんの完全な主観です!その点ご理解くださいませ。
第3回の場合、計算問題は出ましたが、難しい計算問題は出ませんでした。
覚えている問題は、与えられたデータに対して平均・中央値・分散(?)・標準偏差などを全て求めて、その値の順序が正しいものを選択するようなものでした。
一応、テストセンターではパソコン上の電卓が使えるのと、A4の紙が1枚もらえますのでそちらで最低限の計算は可能です。パソコンの電卓は使いにくいと感じました。
こちらで正直苦戦したというか、思ったよりデータの数・桁が多く、暗算ではできず、馬鹿正直にすべて計算していくとかなり時間を使ってしまい、時間配分的に後半が相当きつくなりました。。。
ちょっと計算の分量が多そうな場合は最後に解いたほうが良いかと思います
こちらをご覧になっていただいている時点で既に把握されている方もいるかもしれませんが、
さきやんの感じるDS検定をメリット・価値を簡単にご紹介させていただきます。
結論からお伝えするとタイトルに記載の通りで「ビジネスパーソンとしてのスキル定量化」だと感じています。
無理やりですが、せっかくWordpressでブログを書いているのでQAテンプレを使ってまとめさせていただきますw
- 資格に合格すればデータサイエンティストになれるのか?
- なれないと思いますが、スタートラインには立てると思います!これは資格取得全般に言えることだと思うのですが、資格を取得したからといって「業務を実際にこなせるか」というとそうではないケースのほうが多いと思います。
- なぜスキルの定量化なのか?
- やはり重要なのは「業務でいかに活用できるか」だと思う一方、「漠然とした業務をこなすスキル」の定量化は難しいと感じられている方が多いと思います。こちらも資格取得全般に言えることですが、資格に合格するということは「スキル定量化」の手段だと思っています。
- なぜビジネスパーソンなのか?
- 合格して思うところとしてはデータサイエンティストは幅広いスキルが必要であり、誰でも気軽になれるものではないと感じました(興味関心や素養も必要で、そのような人にとってDS検定はおそらく簡単に感じるのではないかと)。
一方でさきやんのようなビジネスパーソンにとってこそ、このDS検定の資格はとても有益で、Di-Liteでも推奨されているように最低限知っておくおべきビジネススキルとしての狙いが大きいように感じました
無理やりメリットに含めてしまっているような気がしますが、合格すると合格証明書とスコアシートに加えて、オープンバッジをもらうことができます。
合否結果通知メールに前後して「オープンバッジ授与のお知らせ」というタイトルのメールが「OpenBadge【noreply_openbadge@netlearning.co.jp】」からあるため、このメールを受領していればマイページを確認しなくても合格していることを確認できる!?のかもしれませんw
このオープンバッジの取得には試験申し込み時のアカウント登録とは別にユーザ登録が必要になります。以下がメール送付された内容ですが、詳細は合格されてから送付されるメールをご覧ください。
▼参考までにオープンバッジウォレットの利用ガイドや動画などのURL
さきやんは特にこのオープンバッジの活用方法はわかっていません。
特に今後も活用予定なし(アピールされたい方は名刺等に表記いただいてもいいかもしれませんね…)。
さいごに、「3週間でデータサイエンティスト検定(DS検定)に合格する方法は?」と題して紹介した記事についてまとめさせていただきます。
以上、本記事は終わりになりますので、ここまで読んでいただいた方は誠にありがとうございました!
今後も色々とまとめていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!
この記事を書いている中で出てきた情報を最低限まとめておきたいと思いますので、更に学習したい方はご参考にしていただければと思います!
無料で10.5時間の動画が見れるようです。さきやんは見ていないので中身はわかりませんが、動画で学習をしたい人にはいいのではないかと思います。
さらに、8,800円で講座資料と模試セットが購入できるようです。
アプリで1,200円(税込)を支払えば160問の問題が解けるようです。
さらに問題数を増やしたい人にはいいのかもしれません。
上記以外にも講座はたくさんあるようですが、料金も高めなのでDS検定にそこまで投資する価値は低いかなと思ったりします(さきゃんの主観なのでご了承ください)。
来月末にDS検定受験予定の者です。
検定内容や対策など、バラエティに富んだ構成で凄く参考になりました。
今春にITパスポート、夏にG検定と合格ラインギリギリながらもクリアしてきているので、何とか来月DS検定を乗り越え、有終の美を飾りたいと思います。
素敵な記事をありがとうございました!!
コメントありがとうございます!少しでも参考になっていればうれしいです!