【2024年】Tableauを無料で使うには?製品概要や利用方法、Webページ連携まで解説!

こちらの記事では、ビジネスパーソン向けにTableauを無料で使う方法についてご紹介させていただきます!その他にも製品概要や利用方法、Webページ連携方法、学習方法まで解説します!

記事のレベル(さきやん評価)
総合(下記項目の平均)
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でら(DX)度
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わかりやすさ/おもしろさ
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ためになるか
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ブログ作成スキル(さきやん
 (3)

 

どーも、さきやんです!ご覧いただきありがとうございます。

こちらの記事にたどり着いているということはBIツールのTableauに興味・関心がある方だと思っています。

さきやん
さきやん

こちらの記事は以下のような人におススメだと思います!

  • BIツールのTableauについて知りたい方
  • 無料でTableauを使ってみたい方
  • TableauダッシュボードをWebページに連携したい方

それではどうぞご覧ください!

この記事の流れ(Tableauを無料で使う方法)

こちらの記事では、作業としては大きく5つのステップで説明させていただきます。

Tableauの製品概要なども紹介させていただきますが、無料で使えるようにしたいだけであれば「Tableau Publicの利用方法」をご覧いただければ幸いです!

本記事の通りに実施すると、以下のようなTableauダッシュボードをブログに掲載できるようにもなります!

出典:Eric Tobias氏作成(Gartner Magic Quadrant)

さきやん
さきやん

さきやんもガートナーのマジック・クアドラントの情報を定期的に確認しています。そちらの記事もまとめていますのでご興味がある方はご覧ください!

【簡単】1分でわかる!マジック・クアドラントとは? Gartner Magic Quadrantについて解説

Tableauの概要説明

まずは、Tableauの概要について説明していきたいと思います。

Tableauとは

Tableauとは、データドリブンな課題解決を変革し、組織のデータを最大限活用することを可能にするビジュアル分析プラットフォームです。

一般的にBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの1つとして有名です。BIツールについては記事化していますのでご興味がある方はご覧ください。

Tableauのページでは以下のように紹介されています。

Tableau が設立されたのは 2003 年。分析フローを改善し、ビジュアライゼーションを通じて人々がデータをさらに利用できるようにすることを目的にした、スタンフォード大学のコンピューターサイエンスプロジェクトから誕生しました。共同設立者の Chris Stolte、Pat Hanrahan、Christian Chabot は、Tableau の基盤テクノロジーである VizQL を開発して特許を取得しました。これは、直感的なインターフェイスにより、ドラッグ & ドロップ操作をデータクエリに変換して、データを視覚的に表現する技術です。Tableau は設立以来、他の追随を許さないペースで研究開発に投資し続けており、データから答えを短時間で引き出して予想外のインサイトを見出そうとする、あらゆる人々を支援するためのソリューションを開発しています。

出典:Tableauとは

Tableauは2019年にSalesforceに買収されていますが、Tableauの目指す世界観やミッションは変わっていないようです。

Tableauの素晴らしいポイントとして、「Tableauコミュニティ」が挙げられます。

100 万人以上の多様なメンバーが積極的に参加しており、500を超える世界各地のユーザーグループ、毎年恒例のTableau Conferenceなどの独自のイベントを通じて、メンバー同士が刺激しサポートし合っています。

Tableau Conference内のイベントでIron Vizというコンペがあり、こちらはYoutube動画でも見ることができます。

さきやん
さきやん

さきやんもIron Vizの動画を見ましたが、司会者の方もしっかりされていてとてもアメリカンなイベントだなと思いましたw

Salesforceとは

Tableauを買収したSalesforceも簡単に紹介させていただきます。

セールスフォース(英: Salesforce, Inc.)は、米国カリフォルニア州に本社を置く、顧客関係管理(CRM)ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業である。ビジネスアプリケーションおよびクラウドプラットフォームをインターネット経由で提供する。1999年3月に、マーク・ベニオフにより設立された。翌2000年4月に、日本法人が設立される。

米フォーブス誌の「世界で最も革新的な企業」[注 1]ランキングで2014年まで4年連続で第1位に選出されている[2]。

米IT調査会社ガートナーによる最新レポートでは、世界のソフトウェア企業ランキングで第10位[3]。CRMの世界マーケットシェアは16.1%で第1位。また、同レポートによると日本国内の営業支援システム(SFA)のマーケットシェアは60.4%を占めている[4]。クラウドプラットフォーム分野においては、IDC Japanの調査で日本国内のPaaS市場で第1位[5]。

出典:Wikipedia

ビジネスパーソンの方でSalesforceを聞いたことがない方のほうが少ないかもしれませんが、数多くの企業を買収しており、Tableau以外でも2021年にSlackも買収されています。

さきやん
さきやん

さきやんの会社でもSalesforceの製品は色々と使っていますが、基本的にお値段がしっかりと高い(個人の主観です)ですよねw

ガートナーによる評価

アメリカの調査会社のガートナー社による評価では、Tableauは「リーダー」のポジションを継続的に維持しています。

詳しくは以下の記事でまとめていますので、ぜひそちらをご覧ください。

Note
  • Tableauとは、データドリブンな課題解決を変革し、組織のデータを最大限活用することを可能にするビジュアル分析プラットフォーム(BIツールの1つ)
  • Tableauはコミュニティ活動が盛んで毎年カンファレンスでIron Vizが開催されている
  • Tableauは2018年にSalesforceに買収されている
  • Tableauはガートナーによる評価で「リーダー」のポジションを維持
さきやん
さきやん

概要はこのくらいにして、Tableau製品について次から紹介します!

Tableauの製品種別や利用料金など

続いて、Tableau製品ラインナップとコスト関連の情報を紹介させていただきます。。

製品概要とコストの一覧表

この章でご説明したいことは以下の画像でまとめました。

ポイントだけ把握されたい方はこちらをご覧いただくだけで問題ないと思います。

クリックで拡大

料金はTableauのWebページの情報を参考にしています。

さきやん
さきやん

こちらの画像の情報整理と作成に結構時間をかけましたw

次からポイントを絞ってご紹介しようかと思います。

製品種別

大きく4つに分類(「データ準備」「データ分析」「共有」「高度化・強化」)して紹介したいと思います。

データ準備

データ分析においてデータの準備(前処理)が70~80%と言われています。とても重要なステップで、前処理に利用するためのソフトウェアです。

Tableau Prep Builderデータの準備(前処理)としてデータを整形・加工するためのソフトウェアで、PCにインストール利用。SQLが書けなくてもGUIで加工が可能ライセンスが必要(有料)
さきやん
さきやん

さきやんは個人的にPrepの機能がとても便利で、データ分析する際にはとても有益だと思っています!

データ分析

Tableauの主要な製品でデータ分析が可能なソフトウェアです。Tableauと言えば、この製品を指している場合が多いと思います。

Tableau DesktopTableauのメイン製品。データを接続し可視化・分析するためのソフトウェアで、PCにインストールして利用。ライセンスが必要(有料)
Tableau Public無料の製品。Tableau Desktopと同じで、データを接続し可視化・分析するためのソフトウェアで、PCにインストールして利用。ライセンス不要(無料)
さきやん
さきやん

本記事で無料で使うために利用する製品は上記の「Tableau Public」です!

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Tableau Desktop等で作成されたダッシュボードを閲覧するためのソフトウェア・環境です。

Tableau ReaderTableau Desktopで作成したダッシュボードを閲覧するソフトウェアで、PCにインストールして利用。編集はできないが、フィルター機能などは使用可能。ライセンス不要(無料)
Tableau MobileTableau ServerやCloud上のダッシュボードをモバイル端末で閲覧するためのソフトウェアで、Android/iOSのそれぞれ提供され、モバイル端末にインストールして利用。ライセンスが必要(有料)
Tableau ServerTableau Desktopで作成したダッシュボードを共有する環境で、自社でサーバーを準備し、環境構築が必要。ライセンスが必要(有料)
Tableau CloudTableau Serverと同様だが、自社でサーバーを準備する必要がなく、Tableau側がサーバー環境を提供。ライセンスが必要(有料)
さきやん
さきやん

ダッシュボードを作っても共有しないとデータ分析の価値は得られないので、社内で共有する仕組み・環境はとても重要です!

高度化・強化

Tableau ServerやTableau Cloudで提供する共有環境の機能拡張・強化するためのアドオンです。組織で利用する場合は、サーバー管理者側がアドオンを導入するかどうか判断しています。

Data ManagementTableau Server 向けに高度なデータ準備とガバナンス機能を提供。ライセンスが必要(有料)
Advanced ManagementTableau Cloud 導入環境で、管理性、スケーラビリティ、セキュリティの強化機能を提供。ライセンスが必要(有料)
Einstein DiscoveryTableau ワークフロー内で予測と推奨を提供し、誰もがアルゴリズムを記述する必要なく強力な予測モデルを作成。ライセンスが必要(有料)
さきやん
さきやん

Einstein Discoveryは使ってみたいですが、お値段が結構するので手が出しにくいですね・・・

ライセンス種別と利用料金

続いてライセンス種別と利用料金です。

基本的に3つのライセンスがあり、ライセンス種別により利用可能なソフトウェアが異なります。

ライセンス種別概要 利用料金   
Tableau CreatorTableau Desktopを利用する場合に必要になるため、ほぼ必須のライセンス。
※ 基本的にほぼすべての機能を利用可能。
¥8,400/月
Tableau ExplorerTableau ServerやCloudが導入された環境で、Webブラウザ上でダッシュボードの編集や操作などが可能なライセンス。¥5,040/月
Tableau ViewerTableau ServerやCloudが導入された環境で、Webブラウザ上でダッシュボードの閲覧・フィルタ操作などが可能なライセンス。¥1,800/月
※ 利用料金はTableau Cloud版で記載

各ライセンスの細かい利用機能はTableauの以下のページをご覧ください。

Note
  • 4つに分類(「データ準備」「データ分析」「共有」「高度化・強化」)が可能
  • 無料で使うために利用する製品は上記の「Tableau Public
  • 3つのライセンス種別(Creator/Explorer/Viewer)があり、利用者の目的に応じて適したライセンスを選択することが望ましい
さきやん
さきやん

さきやんも社内でCreatorライセンスを利用していますが、常に思うのは料金が高いということ・・・w

Tableau Publicの利用方法

それでは本記事のメインである「Tableauを無料で利用」するために、「Tableau Public」の概要や利用手順などについて紹介させていただきます。

Tableau Publicの概要

Tableau Publicの概要を丁寧に説明しようと思ったのですが、そろそろこの記事も長くなっているのでTableau Publicの紹介はTableauのオフィシャルページにお任せしたいと思います。

ご興味のある方は以下のリンクからご覧ください。

さきやん
さきやん

さきやんもたまに見ていますが、様々な国のエンジニアの作ったダッシュボードを見ることができ、ビジュアライゼーションの幅がとても広がります!

Tableau Publicアカウントを作成

それでは、本題のTableau Publicの利用方法を説明していきます。

まず「Tableau Publicのアカウント」を作成するために以下のページからログインします。

表示されたページから「TABLEAU PUBLICにログイン」ボタンをクリックします。

サインインページが表示されるため、「アカウントの作成」をクリックします。

アカウント作成画面が表示されるため、氏名、メールアドレス、パスワードを入力し、「マイアカウントの作成」ボタンをクリックします。

以下の画面が表示されるため、登録したメールアドレスのメールボックスを確認します。

特に問題なければ以下のようなメールが届いているの、アクティブ化するためのURLをクリックします。

問題なければアカウントのアクティブ化が完了した旨の画面が表示され、サインインページが表示されます。

参考までに、再度アクティブ化用のURLにアクセスすると以下のように表示され、アクティブ化されているかどうか確認できます。

次に、「サインイン」ボタンをクリックします。

国または地域を選択し、規約などを確認したうえでチェックボックス2か所にチェックし、「サインインを完了」ボタンをクリックします。

これでTableau Publicアカウントの作成は完了です。

Tableau DeskTopのダウンロード

続いて、実際に使える環境を整えていきます。

トップページの「作成」タブを選択し、「Tableau Desktop Public Editionのダウンロード」をクリックします。

ダウンロード画面が不明な方は以下のページから接続していください。

次に、「TABLEAU PUBLICをダウンロードする」ボタンをクリックします。

サインインの有無により、以下の画面が表示される場合がありますが、表示された場合は「サインイン」のリンクをクリックしてサインインをします。

ダウンロードの確認画面が表示されるため、記載内容を確認し、2か所にチェックし、「アプリケーションのダウンロード」ボタンをクリックします。

ダウンロードが始まらない場合は以下のような表示が出る場合があります。その場合は再度ダウンロードボタンをクリックします。

ダウンロードが問題なく完了すると、以下の実行ファイルが特定のフォルダに保存されるため、対象ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。

ポップアップ画面で契約書を確認し、チェックした後に「インストール」ボタンをクリックします。使用状況の送信に関するチェックはご自身の状況で判断してチェックください。

インストール作業が開始されます。

無事に完了するとTableau Public用のソフトウェアが自動で起動されます。

これでTableau Publicがご自身のパソコンのソフトウェアで利用できる状態になりました。

Tableau Publicの特徴・注意点

Tableau Publicは無料で使えるので機能などを学習したい場合にとても有益ですが、注意点もありますのでご認識いただいた上での利用をお勧めしたいと思います。

特徴・注意事項

Tableau PublicのソフトウェアはPC上で操作可能ですが、作成したダッシュボードファイル(twbx)をローカルPCに保存することはできない

分析に利用可能なデータはローカルに保存されているデータのみで、他のデータソース(DWHなど)を利用する場合はファイルとしてローカルPCに保存する必要がある

作成したダッシュボードファイルの保存先はTableau Public上のみ

Tableau Public上に保存したファイルは全世界に公開されるため、利用するデータは注意する必要がある(見られても問題ないデータであること)。

公開する際に非表示設定はあるが、URLを公開していないだけで、URLを知られるとアクセス可能。

公開されたダッシュボードは基本的に他のユーザがExplorer権限でアクセスするため、twbx形式などでダウンロード可能。

Note
  • Tableau Publicで無料にTableauの機能を使うことが可能
  • Tableau PublicもローカルPCにソフトウェアをダウンロードして使うパターンとWebブラウザ上で使うパターンがある。本記事では前者を紹介。
  • Tableau Publicで無料だが、データが全世界向けに公開されるため、利用するデータは注意すること
さきやん
さきやん

さきやんの場合、Desktopの機能の確認と他の素晴らしいエンジニアの方々の作品を拝見するぐらいに利用しています!公開はしていないですw

TableauダッシュボードのWebページ連携方法

流れ的にはTableauの学習方法が先だったかもしれませんが、使い方・学習方法を知りたい方は次の章をご覧ください。

こちらの章ではTabelauで作られたダッシュボードをWebページ(ブログなど)に連携・表示させる方法をご紹介します。

Tableau Publicでダッシュボードを探す

既にご自身でダッシュボードを作成し、Server上にパブリッシュされている方はこちらスキップしてください。

既に完成したダッシュボードを探したい場合はTableau Publicで検索すると良いと思います。

まず以下のページのアクセスしてください。こちらのページで様々なダッシュボードを見ることができます。

表示されたページで自分の見たい内容に関連すキーワードを入力します。例えば、「Gartner」と入力します。

複数のダッシュボードが表示されるため興味のあるダッシュボードをクリックします。

表示されたダッシュボードの右上にある共有ボタンをクリックします。

ポップアップが表示されるので「埋め込みコード」をコピーします。

これで事前の準備は完了です。ご自身で作成されたダッシュボードも同様に埋め込みコードをコピーしてください。

TableauのダッシュボードをWebページに表示

次にブログ上での作業です。なお、さきやんの環境はWordPress(テーマはSANGOを使用)を利用していますので、その前提での手順とさせていただきます。

WordPressの管理画面で、記事を作成する画面に移動し、「カスタムHTML」をクリックします。

表示されたボックスに先ほどのステップでコピーされた「埋め込みコード」を貼り付けプレビューボタンをクリックします。

以下のように表示され、編集画面上でダッシュボードを確認することができます。

以上でWebページ連携は完了です!この作業が完了すると以下のように表示されるようになります。

Note
  • Tableau ServerやTableau Publicで共有ボタンをクリックし、埋め込みコードをコピーする。
  • 埋め込みコードをWordPressのカスタムURLに貼り付けて完了
さきやん
さきやん

少し環境に依存するところはあると思いますが、ご自身の環境に置き換えていただければ簡単にWebページ連携・表示ができるかと思います!

Tableauの学習方法

Tableauの提供するコンテンツ

Tableauから以下のページで「超基礎的な動画」や「様々なサンプルデータ」を提供しています。

まずはこちらの内容から見てみるといいと思います。

Japan Tableau User Group

Japan Tableau User Group様が色々と整理していただいているようなのでそちらを参考にしていただくのが間違いないと思います。

Note
  • Tableauの素晴らしいところは無料の学習環境(Youtubeなど)が整っていて、ググると様々な情報が得られる
さきやん
さきやん

ビジネス上で活用する場合もググって出てくるというのがとても重要ですよねw

ゴール(Tableauが無料で使える状態)

お疲れさまでした!これでこちらの記事のゴールは達成です!

細かい内容は色々と対応していかなければいけませんが、これでご覧の皆様もTableauが無料で使える状態が整いました

まとめ

さいごに、「ビジネスパーソン向けにTableauを無料で使う方法」と題して紹介した記事についてまとめさせていただきます。

本記事のまとめ

Tableauとは、データドリブンな課題解決を変革し、組織のデータを最大限活用することを可能にするビジュアル分析プラットフォーム(BIツールの1つ)

無料で使うために利用する製品は「Tableau Public

Tableau Publicで無料だが、データが全世界向けに公開されるため、利用するデータは注意すること

Tableauは無料の学習環境(Youtubeなど)が整っていて、ググると様々な情報が得られる

以上、本記事は終わりになりますので、ここまで読んでいただいた方は誠にありがとうございました!

今後もできれば色々とまとめていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!

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