こちらの記事では、アラフォーが就職活動を2か月で終えるために重要なことと題して、アラフォーであるさきやんが実体験に基づいて重要だと思うことについてご紹介させていただきます!特にアラフォーの方でなくても参考になるところはあると思いますので、ご興味がある方にはおすすめです!
どーも、さきやんです!ご覧いただきありがとうございます。
こちらの記事にたどり着いているということは「転職活動」「転職」に興味・関心がある方だと思っています。
こちらの記事は以下のような人におススメだと思います!
- 転職活動をしたことがないけど興味のある方
- 転職活動の概要やスケジュール感を把握したい方
- 後悔がないような転職活動をしたい方
- アラフォーでキャリアを考え始めた方
などなど
是非こちらの記事をご覧いただければ幸いです!
こちらの記事では、さきやんが実施した転職活動の流れやスケジュールに沿って、概要やエピソード、重要だったと思うことについてご説明したいと思います。
簡単ですが、さきやんのスペック(最低限の個人情報や環境など)を紹介させていただきます。
名前 | さきやん |
年齢 | 30代後半 |
会社・職種 | 大手IT系の総合職 |
年収 | 約1000万円 |
勤務年数 | 約15年 |
転職経験 | なし(新卒入社後に考えたこともなかった) |
その他 | ・ 転職活動前に、社内異動で新しい職場環境に課題を感じていた ・ 30代後半での転職は難しいだろうと考えていた ・ 周りにも転職者が増え始めていた(出る方と入る方) ・ 管理職経験なし |
転職活動について、実際のスケジュールをご紹介させていただきます。
かなり短期間で転職活動を終えることができました。なぜこんなに短期間で終えられたのか、重要なポイントは後ほど説明していきたいと思います。
転職活動のどこからどこまでを「2か月」とするのか曖昧なところがありますが、上記の画像で記載した範囲(エージェントとのやり取り開始~退職交渉完了)が2か月だったので、その期間だと思っていただければ幸いです!
それぞれのフェーズ(さきやんの独自定義)別で、この後説明していきたいと思います!
各フェーズについては以下の通りです。
- 【A】様子見フェーズ
- 【B】転職活動開始フェーズ
- 【C】転職活動(面接)本格化フェーズ
- 【D】退職交渉&決断フェーズ
- 【E】引継ぎ&有休消化フェーズ
勝手に変なフェーズ名をつけてすみませんw!
この様子見フェーズで実施したことについてSTEP分けしてご紹介したいと思います!
誰もが最初に実施するであろう転職サイトへの登録です。
自身の経歴を整理する作業です。
どんな求人情報があるか確認していきます。
エージェントへコンタクトして次のステップ(エージェントとの面談)へ進めていきます。
それぞれのSTEPでの概要やエピソードなどを紹介させていただきます。
はじめに、転職するためにはやはり転職サイトへ登録しようと思いました。
ある程度の年収はあったので「ハイキャリア転職」ができるような転職サイトを利用しようと考えたときに「ビズリーチ」と「リクルートダイレクトスカウト」のどちらかで悩みました。
ミーハーな感じですが、コマーシャルでの「キャリアの健康診断」というキーワードでとりあえず「ビズリーチ」を選択しました。
転職サイトに登録すると、レジュメの作成が必要になります。
さきやんは正直「レジュメ!?」となりましたので参考までに言葉の定義を記載させていただきます。
転職活動での「レジュメ」は、履歴書や職務経歴書のことを指します。もともと外資系企業では、日本で使われているようなフォーマット形式の履歴書を使わず、プロフィールと職歴を1~2枚にまとめた応募書類をレジュメ(英文レジュメ)と呼んでいました。経歴などを段落に分け、箇条書きなどを用いて企業にアピールする書類です。
日本企業の場合は履歴書と職務経歴書を求めるケースが一般的なので、応募書類をまとめて「レジュメ」と呼んでいることが多いようです。
リクナビNEXT
アプリ上で経歴など様々な情報を入力する必要があるのですが、その情報を入力するとビズリーチの場合はPDFファイルとして出力することができ、簡易な職務経歴書を作成することができました。
職務経歴書の存在すら知らなかったのですが、とりあえずアプリ上で必要な情報は徹底的に入力しました!
エージェントや企業の方はこちらの情報をみて連絡してくるのでとても重要な情報になります。
実際に面接を受ける際に企業側へ職務経歴書や履歴書を送付する必要がありますが、転職サイトで出力できるファイルではなく、個別に作り直して送付しました。
エージェントと会話するレベルであればサイトからの出力ファイルで問題ないと思います。
転職サイトにしっかりと情報を入力すると、エージェントや企業担当者から毎日多くの連絡をもらいます。
問い合わせ件数が多すぎてどのエージェントがいいのか、企業から直接連絡が来た場合にどのように対応すべきなのか、全くわからない状態でした。
このまま具体的にアクションせずに終わる可能性もありましたが、転職活動をスタートするきっかけになったのは「自分の気になる条件の企業(A社)に関する求人情報」でした。
気になったのは、転職活動の軸も全くない(考えていない)状態だったので、なんとなく「業務内容」「年収」「福利厚生」が合いそうだなぁ、と思った程度でした・・・
気になった求人情報を送ってきたエージェントに連絡を取ることになるのですが、あとから「行動すること」はとても重要だなと思いました。
「キャリアの健康診断」程度の興味本位でスタートした活動でしたが、この1つの行動・アクションによって自分自身のキャリアが大きく変わることになりましたw
色々と条件の良い求人情報を見ているだけでは「転職活動」ではないと思います。具体的にエージェントや企業とのやり取りを進めていくとわかりますが、「求人情報やスカウトを受けること」と「企業からの内定」はイコールではないためです。
興味がある求人情報を送ってきたエージェントにアプリ上で返信しました。
エージェントへの返信後はアプリ上ではなく、メール上でのやり取りになりました。
エージェント側からZOOMでの面談で希望条件などをヒアリングしたいという要望を受けたので了承し、面談をする流れになりました。
この転職活動開始フェーズで実施したことについてSTEP分けしてご紹介したいと思います!
エージェントとの面談で希望条件などを伝えます。
志望動機や自身の転職活動の軸を作ります。
適性検査(能力・性格)が必要になる場合があるので対策します。
エージェントからA社に関して説明するための面談が設定されます。
面接を通過するための対策を実施します。
それぞれのSTEPでの概要やエピソードなどを紹介させていただきます。
ZOOMでの面談は転職サイト上で登録した情報をベースに、エージェントから転職理由や経歴、希望条件などを確認されます。
さきやんからはざっくり以下のようなことを伝えました。
- 転職サイトに登録したのは「キャリアの健康診断」をしてみたいと思ったから
- エージェントに問い合わせたのはA社の求人内容に興味があったから
- 希望している企業は「事業会社」かつ「自身の経験が活かせそうな業務内容」
- 年収は現職より下げるつもりはない
- A社とカジュアル面談(面接ではなく企業側と面談できる機会)ができるのであればしたい
この時は全く転職活動の軸は考えていない状態でエージェントへ回答していました。
エージェントから「A社のカジュアル面談」というもの提案され、興味があったので「できるのであれば是非」ということで伝えました。
しかし、実際にはカジュアル面談は実施できず、A社側は「面接」をさせてほしいとのことでここから一気に「転職活動」が進んでいくことになります。
ここの動きは全く想定外で、軽い気持ちで登録した転職活動が、エージェントとの初面談の2週間後ぐらいに本番の面接を受けることになりました。。。
また、エージェントに希望を伝えることで様々な求人情報を提示してくれる流れになります。
結局さきやんはエージェントは一人としかやり取りしませんでしたが、もし面談で対応や態度がおかしかったり、その後の求人情報が提示されない等、問題があれば別のエージェントともやり取りすることが望ましいと思います。
エージェント側は、転職者側が複数のエージェントとやり取りをしている前提で話してくるので、最初から本気で転職活動をする場合や、エージェントとの事前面談の時間が確保できる人は複数のエージェントとやり取りしたほうが望ましいと思います。
さきやんは「とりあえず」で転職活動をスタートしたのと複数のエージェントとやり取りするのは時間的にも辛いと感じました。
なぜかA社と面接することになってしまったので、急いでレジュメのブラッシュアップを始めました。
そこで重要だったと感じた3つのポイントについてご紹介させていただきます。
ここで重要だったのが「転職の軸」です。
既に転職活動をしている方にとっては当たり前な内容だと思うのですが、初めての転職活動をしている人からするとこの辺も知らない方が多いのではないでしょうか。
志望動機も「転職の軸」があって、その軸に対して企業がどうなのか、という形で伝えるとわかりやすいためです。当たり前ですよね・・・
「転職の軸」≒「転職したい理由」でいいのではないかと思います。
業務内容、年収、オフィス環境、勤務地、休日、福利厚生、カルチャー、などなど、ここは人によって大きく変わるかと思います。参考までにさきやんは以下のような3つの軸を設定しました。
- 事業会社であること
自分の考えた戦略・施策に責任を持ちたいため(コンサル会社はNG) - 新しい領域で経験が活かせること
DXやデータ活用に関する業務経験を新しい環境(企業)で試してみたい - 良い条件や環境で働けること
現職でも「誇り」をもって業務しているため
ありきたりでプロから見たら突っ込みどころ満載かもしれませんが、この軸で面接を受ける企業を比較し、満たしたところだけ絞った形で選考を進めてもらいました
この転職の軸の設定方法は、様々な転職サイトや転職エージェント会社がWebページを作っているのでそちらを確認してもらい、設定するといいと思います。
エージェントにブラッシュアップしたレジュメをレビューしてもらおうとしたところ、「特に全く問題ありません」とのことでさきやんのみで考えたレジュメで転職活動をすることになりました。
続いて重要だったのが「自己分析(キャリアの棚卸)」です。
現職で日々の業務を継続していると、自身のキャリアを改めて整理することは少ない(そんな時間はない)のではないでしょうか。
職務経歴書を作ろうとすると以下の情報を整理していく必要があるため、自分のキャリアを明文化することができ大変有益です。
- 業務経歴と成果
どのような部署でどのようなことを経験したのか、その成果を整理できます - スキル
単純な資格や試験の情報だけでなく、自分の経歴で学んだスキルも明文化できます - 強み
スキルに近いところもありますが、自分はどういったところに強みを持っているのか明文化できます
※ 自己分析していくと弱みも出てくるので、弱みへの対処は面接時に重要です(職務経歴書に書く必要なし)
さきやんも初めてやってみて、改めて自分が様々な業務を経験し、学んできたことも多いということを明文化された職務経歴書で確認することができてとてもよかったと感じています!
改めて転職活動を終えて考えてみたときに、最終的な判断していく際に「転職の軸を妥協しなかったこと」があります。
多少の妥協はあるものだと思いますが、個人的に妥協せずに良い企業に転職できたと思っています(数年働かないとその答えは出ないのは置いておきますw)。
では「なぜ妥協せずに転職活動を進められたのか?」については色々な要素があると思いますが、以下のようなことが挙げられると思います。
- 転職に必須性はなかった
例えばハラスメントや精神的にNGですぐにでも現職を辞めたいなどはなかった - 自身の経験として転職活動をやってみようという気持ちでスタートしていた
全く面接までするつもりではなかったが企業側からの要望で面接する流れになった - 「転職の軸」はかなりしっかり考え、満足できる軸を設定した
軸の条件を満たしていれば「転職」という判断もしやすい
他の要素もあると思いますが、上記のようなところから転職活動をスタートさせたことにより「余裕を持つこと」ができていたのだと思います。
この辺の余裕を持っていることが後の「面接」でもよい影響が出た可能性はあると思います。
続いて、「適性検査」についてです。
軽い「カジュアル面談」のつもりでスタートした転職活動が「面接」になったことで、面接前に「適性検査」を受けるように企業A側から依頼がありました。
そこからインターネットで「適性検査」について調べて、とりあえず適性検査がSPIであることがわかり、以下の書籍を購入しました。
適性検査は色々な種類があるようですが、さきやんが受けた企業はすべてSPIだったのは不幸中の幸いでした
社会人経験が長い方にはこのSPI(適性検査)は本当にしんどいと思います。学習する時間的な余裕がなかったのもありますが、小学校や中学校で解くような問題を時間内で解き続けるというのはなかなか辛いです。
さきやんは書籍を最低限一巡しただけでは全然ダメでした・・・
書籍は最低限どのような内容が出るかを確認するために利用して、最終的には無料アプリでひたすら問題を解くという力ワザで何とか乗り切りました。利用したアプリは参考までに以下に掲載しておきます。
A社からSPIの再受験の依頼があり、全然ダメだったことに気づいたのは内緒ですw
実際にはSTEP2~STEP5は全て並行して対応していたりしますが、転職エージェント会社によっては「転職先企業」に関して転職エージェント会社の営業担当者から「転職先企業」の説明をしてもらえる場合があります。
A社は説明してもらいましたが、B社は事前説明面談はありませんでした。。
特に希望したわけではなかったのですが、せっかく時間を作ってもらったので期待していました。
結果的にあまり意味がなかったです。一方的に企業情報を説明されてQAの時間もほとんどとれずに終わりました。
こういったところは微妙なエージェント会社だったのかもしれません
面接については、当然久々だったのでまずはインターネットやYoutubeで調査しました。
細かい情報は同じように調べてもらえれば色々な情報が得られるかと思いますが、準備としては大きく2つ実施したかと思います。
- 想定される質問に対する回答を作成
回答は箇条書きで整理するパターンと文章でしっかりと作りこむパターンで使い分けてました - 作成した回答は声を出して練習
回答を声に出して練習したものを録音して確認することで、客観的に自分の回答に対する印象を把握できました
本当にYoutubeには有益な面接対策動画があるので是非参考にしてみてください
この転職活動(面接)本格化フェーズで実施したことについてSTEP分けしてご紹介したいと思います!
転職活動を開始して初めての面接を実施します。
比較対象がないと判断が難しいため他の企業も探します。
面接を複数こなしていきます。
選考を進めている企業から内定が出た場合の転職要否を検討します。
面接結果に対して次のアクションを行います。
それぞれのSTEPでの概要やエピソードなどを紹介させていただきます。
バタバタしながら面接に向けて準備(前述)を進めつつ、ここからようやく初めての面接を実施していきます。
特に説明することはないのですが、ZOOMで淡々と面接を実施しました。
正直久々の面接だったので全く手ごたえはなかったのに加えて、面接官が1人ではなく、2人になっていたことが想定外でした。
結果的に次の選考に進んでほしい旨の連絡をエージェント経由でもらうのですが、その際に面接に対する印象のフィードバックをしてもらえます。
フィードバックは高評価でしたw
想定外だったのは、1次面接ではなく、1次と2次面接を兼ねていたようで、次の選考が「最終面接」だということでした。
このタイミングで少し転職活動に対して「スイッチ」が入ったような気がします。
STEP1でまさかの「面接通過」かつ「次が最終面接」になったことで、本気で他の企業についても調査し始めました。
転職の軸に沿って、2つの方法で調査して比較対象の企業を増やしました。
① エージェントから送られてくる求人情報
面談で希望を伝えていたので転職軸に合うような企業の求人情報をメールで定期的に送付してくれていました。その中で気になる企業について選考を進めてもらうように依頼しています。
最終的に入社することになるB社はこのタイミングで見つけた企業です!
企業によっては書類選考で落ちる場合もありました。
② ビズリーチ上で検索できるような求人情報
エージェントの紹介以外の求人もないかどうか、ビズリーチで検索しました。
ビズリーチで検索後に、対象求人について選考を進められるかどうかエージェントに確認しところ、企業間の取引がないためエージェント経由での選考は進められない、との回答をもらうケースもありました。
求人を出している企業によっては限られた転職エージェント会社しか選考を進められないケースもあるようです。
ビズリーチから直接対象企業の求人情報に申し込むこともできるのですが、書類選考で落ちてしまいました。。
ある程度企業を増やして選考を進めることで、比較対象を増やしつつ、自分自身の市場価値を改めて評価していくことができます。
書類選考で落ちる場合も簡単なフィードバックをもらえることもあるため、客観的に自分の評価を確認できます。さきやんの場合は想定外で急に選考が進んでしまい、余裕がない中での比較企業の調査でしたが、お時間のある方はしっかりと並行して調査していくと良いと思います。
このタイミングでは既にB社が最有力になっていましたw
A社の「最終面接」は調整して約3週間後ぐらいに設定し、その間で他の企業の選考を進めました。
B社の選考は1次面接、適性検査(SPI)、2次面接、最終面接、結果受領まで実は「2週間」で終えています。
かなり相性が良かったのか、スピード感がものすごい企業でした。
面接を複数回実施していると慣れてきますが、対面で合う場合の緊張感はなかなか慣れませんでした。
A社とB社の選考を進めつつ、まだ結果が出ていない状態でしたが、「仮に内定が出た場合に現職を選ぶのかどうか」検討を並行して実施していました。
星取表のようなものを作って、現職とA社、B社を比較したりしました。
現職 | A社 | B社 | |
---|---|---|---|
業務内容 | |||
環境・条件 (年収) | |||
カルチャー | |||
評価 |
あくまでもイメージですが、実際は色々な観点で比較しました。
選考途中でしたが、この時点でA社から内定が出ても転職はせず、B社から内定が出れば転職しようと考えていました。
面接後は当然エージェント経由で結果を受領するのですが、以下の通りでした。
A社:お見送り(理由は自社内で具体的に何がしたいのか不明だったため)
B社:内定
さすが最終面接の採用担当者というのか、A社にはしっかりと気持ちが伝わってしまったようで、お見送りになってしまいましたが、B社の志望度が圧倒的に勝っていたので結果オーライという感じで受け止めました。
B社の内定が出たタイミングで退職交渉に向けて上長との面談や退職理由について短納期で考え始めています
この退職交渉&決断フェーズで実施したことについてSTEP分けしてご紹介したいと思います!
退職したいのか、現職への課題改善を要望したいのか、しっかりとロジック整理を行います。
方針に従い、交渉していきます。
内定先の企業担当者と労務条件などについて面談を行います。
オファー面談を踏まえてオファーに対して回答(承諾 or 辞退)します。
それぞれのSTEPでの概要やエピソードなどを紹介させていただきます。
基本的にB社に魅力を感じていたので、退職することを前提で交渉を進めることにしました。その際に、明文化せずに頭の中だけですが、ざっくり以下のような方針にしました。
この時点では9割は転職、1割は現職に残るという感じでしたw
退職交渉を行う上で当然「退職理由」を考える必要があります。
そのためにロジックツリーを作って、なぜ転職するのか、自分自身で深堀りしていきました。その際に重要だったことは少なからずネガティブな要素が増えてくるので意識的にポジティブな要素を出して、ポジティブな要素を退職交渉時に伝えられるように整理しました。
参考までにさきやんが実際にパワポで作ったツリーは以下のような感じです(申し訳ありませんが、読めないように解像度は粗くしました)。
整理していくと結構ネガティブな要素が多いことが客観的にわかりましたw
この時点では「内定」というカードを持っているので、人によってはそのカードを使って「現職の課題解消交渉」に使うケースもあるかと思います。さきやんの場合は基本的にはSTEP1で整理したように「退職することは確定」している前提で交渉しました。
インターネット上でも退職交渉は大変という情報が多いのですが、結論「大変」です。
退職交渉(面談)は合計3回実施しました。
評価・感想 | 面談者 | 補足 | |
---|---|---|---|
退職交渉① | 直属の上司 | ・現職に残るように言われる ・ただし、人間性を否定される・・・(ここがすべての決め手になりましたw) | |
退職交渉② | 役員1人目 | ・現職に残るように言われる ・退職交渉①を踏まえてヒアリング。淡々とこちらの要望を聞いてもらった感じ。 ・特に具体的な対策の提示はなし | |
退職交渉③ | 役員2人目 | ・現職に残るように言われる ・この交渉の前にB社のオファー面談を実施し、待遇面の詳細が分かった状態 ・「管理職」のポストを提示される。ただし、現状の部門ではない部署の管理職 |
回数や面談者は会社や人により異なると思いますが、退職交渉は精神的にしんどくなると思います。
このタイミングで「現職に残る」という選択をするのは「全く問題ない」と思います。退職交渉の結果による判断であれば「転職活動は大成功」と言っていいはずです。
さきやんの場合は退職交渉①でのネガティブな要素が決め手になりましたw
退職交渉を進めつつ、「オファー面談」を実施しました。
そもそもこのオファー面談という存在すら知らなかったのですが、B社側と労務条件などのすり合わせを行うための面談でした。
オファー面談はオファーレター(年収や契約条件等が記載)を受領した上で、以下のようなことをB社側と話すことができました。
- オファーレターに記載されている内容の確認
このタイミングで初めて年収の詳細の金額を確認できました。
その他にも所属部署名や勤務地、休暇情報など、労務条件について確認します。 - 配属先の業務内容を確認
配属先の上長と面談でき、業務内容や自身に対する期待、働き方など、現場の方に質問することができました。
皆さんが気になる年収はこのタイミングでしか詳細は分からないと思います。とはいえ、さきやんの場合はある程度事前の面接で現職以上の年収を希望する旨を伝えていたので、提示金額には納得感はあった感じでした。
この詳細な情報を知ったうえで退職交渉をすることが望ましいと思います。
とはいえ、オファー面談後はだいたい1週間以内に承諾するかどうか連絡することが望ましいと言われています。
なので、うまくスケジュールを延ばしつつ日程調整していくべきなのですが、改めてオファー面談実施までの流れとしては以下の通りです。
最終面接 ⇒ 内定連絡 ⇒ オファー面談調整(★) ⇒ オファーレター受領 ⇒ オファー面談
(エージェント曰く)内定連絡が出た時点で基本的には取り消されることはないそうなので、★の日程調整はできる限り先延ばしておくように調整するのがいいかと思います。
そうすることで退職交渉や他の面接なども余裕をもって進めることができます。
この辺のお作法が不明だったのでエージェントにかなり細かくヒアリングしました。
オファー面談後にだいたい1週間以内で企業側に「オファー承諾」するかどうか、回答することが望ましいと言われています。
さきやんの場合は退職交渉もすべて終わらせたうえで「オファー承諾する」旨の連絡をしました。
承諾する上で実際に退職交渉を完了させる必要はないですが、自分の中で自信をもって判断する上でも退職交渉での気持ちの変化を考慮した上で考えたいという想いがあり、かなり頑張ってスケジュール調整・退職交渉を実施をしました。
オファーを承諾する際にはかなりすっきりした状態で回答していたと思いますw
また、オファー承諾をするということは基本的に転職することを決めたことになります。企業側やエージェントもそのように判断するかと思います。
とはいえ、退職交渉が承諾後になってしまい、ポスト提示により気持ちが揺らぐというケースもあるかと思います。法律上は「承諾後に内定辞退しても問題ない」ようです。当然なぜ辞退するのかしっかりと企業側やエージェントに説明してくことが必要になるかと思います。
でも極力こうならないように進めていくべきかなと思います。
企業側やエージェントも稼働・コストをかけてもらっているので、この辺りはビジネスパーソンとしてしっかり調整・判断していくべきだと思います。
この引継ぎ&有休消化フェーズでは詳細の説明はせずにざっくりやることを書き出すだけにしたいと思います!
・会社にもよるかと思いますが、ビジネスパーソンとしては引継ぎはしっかりやりますよね。
・説明している会議を録画して残しつつ、かなりしっかりと引継ぎしたつもりです。
・退職するために色々と申請が必要になったりするのでここが地味に大変でした。
・退職金や企業型DC、税金関係などなど、大変でしたね。
・お世話になった方へ退職する旨の報告をしましたが、正直この辺はあまり時間をかけられませんでした。
・たまっていた有休は全て使いました。
以上が転職活動を開始して退職するまでの概要やエピソードです。
長々と体験談などを書いてしまいましたが、ここからしっかりと自己分析していきたいと思います。
記事のタイトルにつけておいて申し訳ないのですが、2か月というのは「たまたま」で、期間というのはあまり重要ではないです。
ただし、2か月という短期間で納得して転職活動を終えることができたのは事実なのでその辺を改めて整理したいと思います。
特にすべて狙ったわけではないので結果論として「納得して終えることができたポイント」としては以下の通りです。
- しっかりと考え、行動したこと
最初は「キャリアの健康診断」や「市場価値の判断」などの軽い気持ちでスタートしましたが、選考が進んでいくタイミングで自己分析や転職の軸をしっかりと検討し、自分の考えを整理したうえで行動していったことが挙げられるかと思います。 - 転職に対して余裕があったこと
色々と現職に課題を感じていたものの、転職できなくても問題ない状態で活動を行っていたことも良い影響があったと思います。余裕があったことで面接でも強気に進めることができ、その結果よい評価を得られた面があると思ったからです。 - 市場価値がある程度あったこと
自慢とかではなく、現職で日々の業務は主体的に行動し、提案型で業務を進めており、それなりの成果を上げていました。そのあたりの業務経歴があったからこそ面接でも自信をもって転職先企業に「貢献できる」ということを伝えられたのが良かったと思います。 - 転職の軸に沿った企業からオファーをもらえたこと
面接でも強気に貢献できることを伝えられたことで、転職の軸の条件にあった企業からオファーがもらえたことです。 - 退職交渉で現職の上長からネガティブな発言があったこと
最終判断する際に「現職に残って管理職になる」という選択肢もありましたが、直属の上長からの否定的な面談があったことによってその選択肢が判断する上でなくなっていたことも地味に大きかったです。もしその面談がなければ現職に残っていた可能性はあります。
上記のように意図的なことではない状況により、納得して転職活動を終えることができました。
この記事を読んだ方がすべてを再現することは不可能だと思いますが、偶然の流れだっとしても納得感をもって判断できるということをお伝えできればと思いました。
さきやんは計画的に物事を進めるのが好きなタイプですが、偶然の流れに身を任せるのも重要なことを理解するとてもいい機会でしたw
転職活動は成功としたかどうかというのは難しいですが、転職活動完了時と転職後の大きく2つに分けてお伝えできればと思います。
① 成功要否:転職活動完了時
転職完了時点は「成功」したと思っています!
理由としては、やはり転職の軸を全て満たせているということがわかりやすいかと思います。
- 事業会社であること
結果:転職先は事業会社、かつ、企業の規模も現職に近い - 新しい領域で経験が活かせること
結果:現職と事業領域が異なる業務、かつ、現職のスキルが活用できる部署へ配属、かつ、管理職候補としての採用 - 良い条件や環境で働けること
結果:年収は微増(成果次第でさらにアップ)、リモートワーク、休暇も現職より多い
人によっては現職を退職することに対してもったいないと言われることもありましたが、自分自身が納得てきているかというのが重要だと思います!
② 成功要否:転職後
これは転職後に1~2年働いて判断すべき内容かなと思いますので、またの機会に整理したいと思います!
とはいえ、どんな環境でも基本的に実施することは変わらないと考えているので、「頑張ってビジネスパーソンとして会社に貢献する」というスタンスを維持したいと思います。
現職のやり方はいったん捨てて、まずは転職先のやり方に徹底的に合わせていくのが第一優先かと思っています。慣れてきたタイミングで徐々に自分の考え、やり方を提示していく予定ww
実際に転職活動を実施してみてとても実感したのが「プランドハップンスタンス理論」でした。
プランドハップンスタンス理論というのは、1999年にスタンフォード大学のクランボルツ教授によって提唱され、計画された偶然と訳され、「キャリアというものは偶然の要素によって8割が左右される。偶然に対してポジティブなスタンスでいる方がキャリアアップにつながる」という理論です。
この理論は3つのポイントが重要だと提唱されています。
個人のキャリアの8割が、予想できない偶然の出来事によって左右されている。
偶然の出来事を本人が主体的に活用することで、キャリアアップにつながる。
ただ偶然が発生するのを待つのではなく、意図的に生み出せるよう積極的に行動することが大切である。
前述でも説明しましたが、偶然の流れによって「転職という選択」を行ったことでキャリアを大きく変えることになりました。
この理論が正しいというつもりは全くないですが、「行動することの重要性」は本当にその通りだと実感したので改めてこちらで紹介させていただきました。
どこかでキャリアを語るときに使ってみたい単語ですww
それでは、最後にこの記事の本題について整理させていただきます。
「2か月で終えるために重要なこと」を「2か月で納得して終えるために重要なこと」とさせていただき、納得できるためのポイントを以下に挙げさせていただきます。
時間と心に余裕をもったタイミングで転職活動をスタートする
- 「現職をすぐに辞めたい」などの理由で、転職する前提で転職活動をすると、余裕がなくなり、妥協しやすいので避けるべきです。
- 自身を安売りしないように、自身の市場価値を把握する程度のところから始めるといいかと思います。
- 企業側も現職にネガティブな感情を持ちすぎている人を採用するのは避けたいと思うはずです。
さきやんも転職サイトへの登録時は全く転職するつもりはありませんでした。
しっかりと行動する
- まずは転職サイトに登録するところからですが、登録してスカウトメールを受信するだけでは自身の市場価値を判断できないです。
- エージェントに連絡し、選考を進めることで書類審査が通るのか、面接を実施しても評価されるのか、内定がもらえるのか、そこでようやく市場価値が判断することができます。
- 行動することで自分の想定していなかった企業が見つかったり、転職への本気度が一気に増すこともあります。
- 現職の業務もあるためかなり稼働的にしんどいことも多いと思いますが、どちらもやり切れるように行動する必要があります(それぐらいのマネジメント・処理能力がなければ企業側も採用したいと思ってもらえないと個人的には思います)。
完全に偶然の積み重ねで適性検査や面接スケジュールが埋まっていき、対応に必要なことをしっかりと行動したことで次につながっていったので、行動することは本当に重要だと感じています。
決断力を持つ
- 転職活動をしていて思ったのは完璧を目指すとキリがなくなるということです。求人情報も多数あり、どうしても迷ってしまいます。
- 決断力が普段から持っている人はよいのですが、持っていない人はしっかりと「転職の軸」を設定し、その軸を基準にして企業や他社との比較をすることで、決断しやすくなります。
- 退職交渉も基本的には残ってほしいと言われるケースが多いと思うので、しっかりと方針や退職する際の理由(ロジック)も整理しておくと良いです。
- 退職交渉で「現職に残る」という選択も全く問題ないです。その決断をしたということは「納得感が強い」かと思います。
転職の軸の設定はとても重要だなと心の底から思っています。ここは丁寧に、手を抜かずに考え抜いたほうが良いです。
急いで転職しないといけない状況の方には参考になる部分は少ないかもしれませんが、これから転職活動をされる方や転職に少し興味がある方など、少しでも参考になれば幸いです。
結果的にアラフォーであろうがアラサーだろうが関係ないポイントになりましたw
お疲れさまでした!これでこちらの記事のゴールは達成です!
さいごに、「就職活動を2か月で終えるために重要なこと」と題して紹介した記事についてまとめさせていただきます。
以上、本記事は終わりになりますので、ここまで読んでいただいた方は誠にありがとうございました!
今後もできれば色々とまとめていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!